設計監理：（株）ユウプラス
施工：（株）夢工場
愛染寺は片山津をお守りする、お薬師です。芝山潟を一望するこの場所に本堂の左横並びに納骨堂、「無憂」が完成しました。地元の加賀の木材を使用した２４角形の、この建物は２４本の梁が中心の４角形の升のに向かって配置されかつ登り梁になっているため１本、１本長さも違い、失敗も許されない、大工さんの計算とＣＡＤによる施工図と両方で確かめながら行った。技術的にも難しい建物でした。
外観は珪藻土の壁を使用した。室内は天井は２４本の梁と杉の羽見板が並び、床と壁は地元の伏流水の土を使って、その壁には３２８個の骨壺スペースが埋め込まれている。骨壺の蓋にはガラス作家の鹿山先生による作品を使われている。その方のイメージに合わせて作ることも出来るらしい。住職もお付き合いすると魅力ある個性的な、お方で一度「無憂」と住職にお会いすることをお勧めします。
いつかそうなった時に、木と土のぬくもりの中でここで静かに眠りたい、変わらない景色と木場潟をながめながら。
愛染寺 http://aizenji.jp/mu/
建築士会の空間デザイン部門で会長賞を頂きました。３７回も続く由緒ある賞です。
