自然素材　内壁「珪藻土」

珪藻土の裏、表

最高級珪藻土は生きています。注目すべき特性は超多孔質であるという点です。大小無数の穴が開いているため温度・湿度を調整し、匂いを取り込む等住環境を上手くコントロールしてくれるという作用があるため、夏は涼しく、冬は暖かいという住まいが実現できます。

夢工場では地元、石川県の珪藻土のメーカ（日本ダイヤコム工業)が生産する珪藻土を使っています。

生産するメーカーの社長から直接商品の考え方を伺い、食品と同じですが生産者が分かる商品を使っています。当然　ＭＳＤＮなどを取り寄せることで成分表示は確認できます。成分表示ではすべての内容はわかりません。珪藻土はつなぎが必要ですがつなぎは樹脂系かセメント系、石膏系、石灰系に分かれます、多くは樹脂系のメーカーがほとんどです。安全な素材は素材の管理が難しく、例えば石灰系のものは気温が低い状態で施工すると白化現象といい、アイボリーの色がでないで白色になりことがあります。そのため夜遅くまで暖房を焚き、暖房の管理をすることも必要になることもあります。まさに生き物です。樹脂で固めた珪藻土はその必要はありませんが折角の多孔質の珪藻土が死んでしまいます。名前だけの珪藻土です。ではなぜ珪藻土メーカーはこのようなものを作るのでしょうか？。それはメーカーにとってお客様は左官屋さんであり、工務店だからです。すべての方ではありませんが左官屋さんや工務店は一日でなるべくたくさんの珪藻土を塗ったほうが儲かるから、そのためメーカーは管理の少ない、技術を共わない作業しやすい材料を提供します。メーカーは末端のお客様（家を建てる建て主）のほうを見ていないのです。私たちはインテリア的な珪藻土は使わず素材が安心で、確かな機能性のあり、作られている生産者の気持ちの入った自然素材を扱います。