古民家再生5 あずま建ちの家

設計管理: 夢工場  施工: 夢工場

中能登の古い部分は築90年程と言われる古民家を改修させて頂いた。

外観は外壁の腰壁が当時流行っていたのだろう研ぎ出し上げとなっていたが能登沖地震の際に割れてしまい今回は鎧張りへと張り替えた。

元は小屋裏の納戸スペースだったので簡単なかなりきつい勾配の階段だったがゆったりと登りやすいヒノキ造りの階段へ作り替えた。

改修の際に床から出て来た煤竹を天井材に生まれ変わった。味わいのある階段室となった。

天井は杉板壁は漆喰い床は能登ヒバフローリングの18ミリを使用し自然素材いっぱいの家となった。

さすが築90年前の、四方八方曲がりくねった松の梁材を当時の職人さんがよく使ったものだ。その曲がりくねった梁の形に杉板を一枚一枚まがったなりに型を取って作ってくれた現代の職人の合作でした。

 

工事の途中でお施主さんの希望で既存の柱を見せて漆喰を塗ることになった変更の結果すごく上手くいった事例の一つになった。

 

 

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