下記は米松材のシェアno.1のメーカーの見解です。****はメーカーの商品名が特定されるので記載しません。ですが業界の人間なら大抵わかります。
****は原木輸入の際のくん蒸、製材後の防カビ処理の2度の薬剤処理を行っております。
くん蒸について
原材料であるベイマツはアメリカ・****社で植林・伐採されたものを直接輸入しています。木材の輸入に関しましては、植物検疫法(植物に有害な動植物の駆除、蔓延防止を目的とする)規定に則り臭化メチル(通称メチルブロマイド、ブロムメチル)によるくん蒸処理を行っています。臭化メチルは揮発性が高く、収着性が低いという特性があり、当社では出荷後の薬剤の影響はないと判断しております。
防カビ処理について
製材直後の木材は含水率が高いため、カビが繁殖しやすい状態になっており、一般的に薬剤で防止する方法が行われています。
当社では浸せき方法で****という薬剤を薄めて塗布しています。****は、乾燥後の製造工程で木材の表面をプレーナーで削り成形するため、薬剤の影響はないと判断しています
ウィキペディアには臭化メチルについて下記のように記載されている。
モントリオール議定書により使用と製造が国際的に規制されたが、アメリカ合衆国では2007年現在も大量に製造されている。またネズミやコクゾウムシなどの害虫駆除のための燻蒸剤としても広く用いられたが、現在はリン化アルミニウムなどに代替され、代替不可能な防疫燻蒸に限って使用されている。(この文面は公に公表されています。偏見もなくそのままを載せました。)
(国産材の場合検疫はありませんので燻蒸処理はありません。皮肉なことに国産材でも化粧材など一部の材料には防カビ処理してあるものあります。通常はコストがかかるため一般材ではそのような処理はしません。お金を払って危険な木材に替えるとはどうでしょう。)カッコ内は主観的考えです。
どのように判断するかは工務店でなく,建て主さんが決めることです、みなさんはどうしますか?